» カスハラ海人的日記

2019.06.03カテゴリー : a pastime

カスハラ

気がつけばもう6月に突入です!ホントにホントに時間

の流れが速すぎます・・・(^^; ここ最近の人手不足による

サービスの質の低下、さらに拍車をかけるように働き方

改革による雇用体制の変化等により「サービスを提供す

る者とされる者」「発注者と受注者」の関係も変化を実

感しつつあります。先日そんな特集番組があったのでふ

っと思い出したことがありました。

特にサービス業では「お客様は神様だよ」というクレーマ

ーが多いようです。そんなクレーマーに神経を遣いながら

商売をしている飲食店の方は本当に大変だなぁと思います。

そんな飲食店をされている母娘さんが数年前にマイホーム

のご相談に来られていました。打合せの中で住設機器メー

カーのショウルームに行くことになり私も同行させて頂き

ましたが商品説明等はショウルームのスタッフさんが行い

ました。この日は我が家にとってというかお嫁さんにとっ

て大変な時でしたので何度も電話がかかってきて、その度

に私は席を外していました。後日、その母娘さんお2人か

らあの日ショウルームで何度も電話で離れていった私の行

動はお客様に接する態度ではない。と、ものすごい剣幕で

言われました。私も特に弁明をするつもりもありませんで

したが福岡の住宅メーカーの人はとても丁寧であなたのよ

うないい加減な接客はしなかった、などどんどんボルテー

ジが上がってきたので私も心が折れてしまい、この日は妻

のお腹の中で育っていた子どもが亡くなっていて手術をし

た日だったことをお伝えしました。これからマイホームを

イメージしてワクワクしているお客様にこのような話は絶

対にしてはいけないと思っていましたので非常に心苦しか

ったことを覚えています。

長文になりましたが、このカスタマーハラスメントという

現象を見た時にフッと思い出した出来事でした。これまで

「お客さまは神様です」という言葉が意味を履き違えて蔓

延していましたが、この言葉の本当の意味は・・・

『歌う時に私は、あたかも神前で祈るときのように、雑念

を払って澄み切った心にならなければ完璧な藝をお見せす

ることはできないと思っております。ですから、お客様を

神様とみて、歌を唄うのです。また、演者にとってお客様

を歓ばせるということは絶対条件です。だからお客様は絶

対者、神様なのです』(三波春夫オフィシャルサイトより)

私にとってお施主様はとても大事な存在であり、常に真摯

に向き合うことを意識しています。しかし、たまにお客様

からみて至らない部分も多々あるかもしれません。まだま

だ修行中であることと初心を忘れず仕事に臨みます。

 

 

 

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